パーティドレス、フォーマル専門製造メーカー「株式会社サトウドレス」。
2代目の佐藤社長にお店の歴史や、服づくりに対する思いなど、語っていただきました。
昭和27年、先代が岐阜市西問屋町に子供服製造「佐藤商店」を創業、その後昭和29年に婦人服を扱う「佐藤ドレス」に名称変更し、現住所に。「株式会社サトウドレス」として、フォーマルドレスを専門に製造するようになったのは、昭和56年からですね。 私が代表取締役になったのは、昭和59年です。 |
うちの商品は、主にパーティやステージ向けの舞台に映えるフォーマルドレス、慶事に使えるブラウスやスカートなどのセミフォーマルに分けられます。 フォーマルドレスは演奏会、シャンソンやカラオケ発表会の舞台に着用される方が多いですね。クルージング用としても大変人気があるんですよ。外国船のクルージングだと、毎日パーティがあります。やはりそのような席では原色の、とても華やかな衣装が好まれますね。日常を離れて、”着飾って楽しむ”パーティですから、派手でないと、逆に目立ってしまいます。 そうそう、歌手の八代亜紀さんや、漫才師の今くるよさんが舞台で着ていた事もありましたね。私はテレビで偶然見かけて気付いただけなんですけど(笑) セミフォーマルの商品の方は、1つ持っていると非常にいろいろなシーンに使えるものばかりなんです。黒のロングスカートやワンピースなどは、結婚式からお食事会、演奏会にも使えますし、トップスを選ばないのがいいですね。カジュアルな物と合わせれば、普段使いもできますよ。 |
やはり、創業者の先代のポリシーを受け継ぎ、「日本製」特に「メードイン岐阜」にはこだわっていますね。仕入から一貫して、全て日本製です。縫製工場も岐阜で、専属でお願いしています。もう30年以上のお付き合いで、縫製技術に関しては絶対の信頼がありますね。 うちのドレスは繊細な刺繍やスパンコールなどの装飾の美しさに定評があり、一枚一枚手作りをしています。最近は外国からの製品も多いですが、やはり熟練した日本人の職人さんから生み出されるのは、「本物の上質」と自信を持って言えますね。その分どうしても量産できず、1色につき2、3点程度と、ほとんどオーダーメイドのような商品になってしまいますが(苦笑) これからも世界に誇れる「日本製」、「メードイン岐阜」にこだわった服作りをしていきたいと思っています。 |
編集後記 |
お店の中は色とりどりの美しいドレスが並び、見ているだけでとてもゴージャスな気分になりました。また、温厚な社長から語られる強いポリシーと、商品の確かな品質に、メードイン岐阜の良さを改めて感じる事が出来ました。 |
住所 | 岐阜県岐阜市問屋町一条通 |
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電話番号 | 058-263-1141 |
営業時間 | 9:00-17:00(月-金) |