パターンメーキング技術講習会

平成25年度 パターンメーキング技術講習会

岐阜婦人子供服工業組合では、稲荷田征先生を講師に迎え、年1回2日間の日程で、「パターンメーキング技術講習会」を開催しています。少人数制で、パターン基本製図からトワール作成、修正まで、現役の大学教授である講師の初心者~実務経験年数に応じた、きめ細かな直接指導を受けることが出来ます。

平成25年度 パターンメーキング技術講習会報告

日時:平成26年2月24日・3月24日 10:00~16:00 場所:組合会議室にて

今年度も、「国家検定2級、3級の合格を目指す」をテーマに2日間の日程で、パターンメーキング技術講習会を開催しました。
著名な講師のきめ細かな直接指導を受けられるとあって、大学で教鞭を執っている教授から、パターンを勉強中の学生まで、幅広い経験年数の人たちが集まりました。
講義は、基本的なパタンナーの心構えから始まり、具体的な業務の流れなど、実務経験を生かした具体的な話に、皆大変興味深く聞き入っていました。今回は、ジャケットの半身トワールを作り、パターンの作成まで行いました。経験年数が幅広いため、講師は一人一人を回り、熱心に時間をかけて直接指導を行いました。受講者間でも、経験の浅い人に教え合うなど、非常に和やかな雰囲気の中で、皆目標に向かって一体となって取組んでいる姿が印象的でした。

~参加した参加者の感想より~
・難しかったが、とても自分の良い経験になった
・経験豊かな稲荷田先生の、教科書には書かれていない知識を得られた
・CADメインの仕事なので、自分の手で製図する大切さを改めて感じた
・かこみ製図で自社のマスターパターンを作り、作業のスピードアップ等に繋げたい

服作りの技術が発達して、CADによるパターン作成が主流になっていますが、先生は、根底の基本技術をおろそかにせず、型紙についての知識を深める事を重点に指導されました。
世界に誇る日本製のアパレル製品、それを支える日本有数の、古くからの繊維メーカーが集積した街「岐阜」のアパレル産業の発展のために、ここで学んだことを今後に生かして欲しい、との先生の思いがこもった講習会でした。

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